『青春の光と影』(せいしゅんのひかりとかげ)は、沢田聖子が1981年4月25日にリリースした2枚目のアルバムである。
解説
デビュー3年目にしてアイドル性を兼ね備えた女性シンガーソングライターとしての地位を確立し、人気もうなぎ上りだった時期、そのアイドル路線から一線を画した記念碑的アルバム。デビューアルバムのセーラールックを身にまとったアイドルのイメージから一転し、モノトーンのジャケットが沢田聖子のイメージを一変させた。
タイトル曲の「青春の光と影」は、イルカが女子美術大学のアマチュア時代に作った楽曲で、同じ年頃の沢田聖子へ贈る際にタイトルがなく、当時好きだったジョニ・ミッチェルの曲「Both Sides, Now」の邦題を思い出し、あえて同じタイトルをつけた。イルカ自らも、1995年のオリジナルアルバム『LOOP CHILD』でセルフカバーしている。
収録曲
- 青春の光と影
- 作詞:イルカ/作曲:イルカ/編曲:渡辺博也
- 星空のメッセージ
- 作詞:イルカ/作曲:イルカ/編曲:渡辺博也
- いつか君に
- 作詞:沢田聖子/作曲:沢田聖子/編曲:渡辺博也
- こんな静かな夜は
- 作詞:沢田聖子/作曲西岡たかし/編曲:渡辺博也
- 落葉の部屋
- 作詞:沢田聖子/作曲:沢田聖子/編曲:渡辺博也
- バクの夢
- 作詞:沢田聖子/作曲:沢田聖子/編曲:渡辺博也
- 春
- 作詞:イルカ/作曲:イルカ/編曲:渡辺博也
- 夢物語
- 作詞:沢田聖子/作曲:沢田聖子/編曲:渡辺博也
- 風と少年
- 作詞:沢田聖子/作曲:沢田聖子/編曲:渡辺博也
- 憧憬 (あこがれ)
- 作詞:沢田聖子/作曲:沢田聖子/編曲:渡辺博也
参加ミュージシャン
- ドラム:伊藤史朗
- エレクトリック・ギター:津村泰彦
- キーボード:山田秀俊、倉田信雄
- アコースティック・ギター:笛吹利明、吉川忠英、
- パーカッション:鳴島英治、木村邦治
- ビブラフォン、マリンバ:金山功
- マンドリン:竹内郁子、二宮佳子
- オーボエ:坂宏之
- コーラス:ロブバード
- ストリングス:大野ストリングス・セクション


