大山崎駅(おおやまざきえき)は、京都府乙訓郡大山崎町大字大山崎小字明島にある、阪急電鉄京都本線の駅。駅番号はHK-75。
歴史
開業当時、大阪側は高槻町駅(現在の高槻市駅)まで7.1 kmにわたって駅がなかった。
年表
- 1928年(昭和3年)11月1日:新京阪鉄道の高槻町駅 - 京都西院駅(現在の西院駅)間延伸と同時に開業。
- 1930年(昭和5年)9月15日:会社合併により京阪電気鉄道新京阪線の駅となる。
- 1943年(昭和18年)10月1日:会社合併により京阪神急行電鉄(現在の阪急電鉄)の駅となる。
- 1949年(昭和24年)12月1日:新京阪線が京都本線に改称され、当駅もその所属となる。
- 1963年(昭和38年)
- 4月24日:高架化工事のため東海道新幹線の線路を借用し、仮設ホームを置いて営業(下り、上りは5月11日から)。
- 12月29日:高架線竣工。現ホームに移設。
- 2001年(平成13年)3月24日:ホーム延伸により8両編成対応ホームになる。
- 2013年(平成25年)12月21日:駅ナンバリングが導入され、使用を開始。
駅構造
東海道新幹線の線路に沿って相対式ホーム2面2線を有する高架駅。ホームの水無瀬駅側では新幹線の列車が良く見える。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。改札口は地上部にあり、京都府道67号(西国街道)に面する1か所のみ。
のりば
※実際には構内にのりば番号表記はないが、スマートフォン向けアプリ「阪急沿線アプリ」の発車案内機能では、京都河原町方面が1号線、大阪梅田方面が2号線と表示されている。
利用状況
2023年(令和5年)の1日あたりの通年平均乗降人員は5,387人で、阪急電鉄全線では83位。阪急電鉄の本線の駅としては最少で、社内全駅でみても阪神国道駅・柴島駅・松尾大社駅に次いで少ない。
年次別利用状況
各年次の乗降人員の推移は下表の通り。
年度別利用状況
各年度の利用状況は下表の通り。
2000年度までは京都府統計書のデータ(単位:千人)を日数で除した数値を、2001年度以降は大山崎町・長岡京市統計書のデータを記載している(両市町がデータを公表しており、それぞれ数値が異なる年度については大山崎町のものを優先している)。
2018年度以降大山崎町はデータを公表していないが、近隣自治体である長岡京市によって現在まで最新データを公表され続けている。
駅周辺
駅周辺はかつて山崎宿がおかれた宿場町で、両側に山が迫り京阪間においては平地の幅が狭い場所である。その狭窄部に桂川、宇治川、木津川の三川が流れ込み、当地で合流し淀川となる。京阪間を走る鉄道も当駅付近で集結し、阪急京都本線のすぐそばを東海道本線(JR京都線)や、東海道新幹線が並走するほか、淀川を挟んだ対岸にも京阪本線が通じている。
- 山崎の合戦跡
- 水無瀬神宮
- 桜井駅跡
- 関大明神社
- 離宮八幡宮
- 妙喜庵
- 待庵
- 大山崎山荘美術館
- 大山崎町歴史資料館
- 大念寺
- 宝積寺
- 山崎聖天
- 天王山
- 酒解神社
- 大山崎瓦窯跡 (国指定史跡)
- サントリー山崎蒸溜所
- 山崎駅前郵便局
- 旧西国街道(京都府道67号西京高槻線)
- 国道171号
- 西日本旅客鉄道(JR西日本)山崎駅へは、250メートル程の距離で、乗換え客は少なくない。
バス路線
最寄り停留所は、西国街道上にある阪急大山崎駅。京都京阪バスにより運行されている。
- 淀山崎線13号経路:JR山崎駅/京阪淀駅
かつては高槻市営バスが当駅前から柳谷方面への路線を運行していたが、定期運行は1975年(昭和50年)に廃止された。その後は柳谷観音参拝用の臨時バスとして、平成初期頃まで高槻市営バスが運行していた。2021年現在は柳谷観音方面へ直接行ける路線バスはなく、西山天王山駅から毎月17日限定の送迎バスに乗るかタクシー利用、長岡天神駅から途中(奥海印寺)までのバスおよび徒歩で行くことになる。
隣の駅
- 阪急電鉄
- ■京都本線
- ■快速特急・■特急・■通勤特急・■準特急・■急行
- 通過
- ■準急・■普通
- 水無瀬駅 (HK-74) - 大山崎駅 (HK-75) - 西山天王山駅 (HK-76)
- ■快速特急・■特急・■通勤特急・■準特急・■急行
脚注
記事本文
注釈
出典
利用状況
- 阪急電鉄
- 京都府統計書
- 大山崎町統計書
- 長岡京市統計書
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
- 福井駅・新福井駅・福井口駅(いずれもえちぜん鉄道) - 一時、北陸新幹線の高架を借用して営業。
外部リンク
- 大山崎駅 - 阪急電鉄




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