篠 たまき(しの たまき)は、日本の小説家、幻想怪奇作家、ホラー作家、ライター。
経歴・人物
別ペンネームにて実用書作家、エッセイスト、取材ライターとして活動している。執筆した猫に関する実用書の中には、海外で数カ国語に翻訳出版されているものもある。
2015年、「やみ窓」執筆。同作について、岩井志麻子は「なんと奇想天外な空想物語だろう」と評している。(選考委員:岩井志麻子、京極夏彦、高橋葉介、南條竹則、東雅夫)。2016年、同作を含む連作短編集『やみ窓』が刊行され、小説家デビュー。
友人から「携帯小説が流行っているから書いてみないか」と声をかけられ、軽い気持ちで小説を書き始め手応えを感じて執筆した。もともと怪談、ホラー系の小説は好きだった。子どもの頃から、昔話や民話をまわりの大人からきかされていた。夢野久作作品には、15歳くらいの頃からかなり熱中した。他にも江戸川乱歩、横溝正史、赤江瀑などの作品を愛読する。波津彬子、今市子、高橋葉介、枢やな、藤原ここあなどの漫画作品も愛読している。
携帯小説作家としても執筆活動をしていた。
作品リスト
単著
- やみ窓(2016年12月 KADOKAWA)
- 人喰観音(2018年10月 早川書房)
- まどい巫女(2018年11月 早川note)
- 氷室の華(2021年3月 朝日新聞出版)
- 月の淀む処(2021年7月 実業之日本社)
- やみ窓(2022年10月 角川ホラー文庫)
- 女童観音・まどい巫女(2025年1月 三毛屋書店 Kindleのみ)
単行本未収録作品
- 生霊の恋(『小説すばる』2022年9月号)
アンソロジー
- 超常気象 異形コレクション LⅣ(2022年12月 光文社文庫)「とこしえの雨」
- ヴァケーション 異形コレクションLV(2022年12月 光文社文庫)「記憶の種壺」
- 『てのひら怪談 ずっとトモダチ』(2023年8月 ポプラキミノベル)
- 乗物綺談~異形コレクションLVI~ (2023年11月 光文社文庫 「天眼通の夢」)
- 屍者の凱旋~異形コレクションLVII~ (2024年6月 光文社文庫 「粒の契り」)
- メロディアス~異形コレクションLVIII~ (2024年12月 光文社文庫 「軸月夜」)
- ひとひら怪談(2025年)
インタビュー
- 幽・怪談通信 第10回 『幽』怪談文学賞受賞者インタビュー(『幽』vol.26)
- 幽・ブックレビュー 『幽』(『幽』vol.30)
- 迷宮解体新書(『ミステリマガジン』2019年1月号)
エッセイ
- 特別料理(『小説すばる』2017年7月号)
- 夢みるお皿(『小説すばる』2022年1月号)
脚注
出典
関連項目
- 日本の小説家一覧
- 怪奇小説作家一覧
外部リンク
- 篠たまき (@shinotamaki_) - X(旧Twitter)




