守山八幡宮(もりやまはちまんぐう)は、熊本県宇城市小川町南部田にある神社である。旧社格は郷社。
概略
ほぼ南北に走る日岳山脈の主峰である日岳(標高243m)のふもとに鎮座する神社。由緒は古く、宇佐八幡宮の末社であったと伝えられるが、1051年(永承6年)、男山八幡宮(石清水八幡宮)の末社として新装復興した年を創建年としている。1048年(永承3年)から1051年(永承6年)にかけて社殿が造営され、男山八幡宮の社人高橋宗願が代官となって神幸を奉修した。
鉄眼一切経(黄檗版大蔵経(鉄眼版))で知られる江戸時代の禅僧・鉄眼道光は、守山八幡宮の社僧・佐伯浄信の子として生まれた。なおその生家は、鉄眼道光自身により後に三宝寺と名付けられ、守山八幡宮に隣接している。
祭神
- 応神天皇、神功皇后、姫大神の3柱
合祀
- 南小野神社(旧村社)も合祀されている。なお、南小野神社は、1910年(明治43年)に熊野座神社と合併している。
- 南小野神社と熊野座神社の御祭神
- (五十猛命。王位姫命。伊弉冉命。事解之男命。速玉男命。神功皇后)
- 南小野神社と熊野座神社の御祭神
祭祀・信仰
- 例祭日は、10月15日
境内社
- 稲荷神社(宇迦之御魂神)
脚注
参考文献
- 日本歴史地名大系44 『熊本県の地名』 平凡社、1985年、645頁
- 角川日本地名大辞典編纂委員会編『角川日本地名大辞典43 熊本県』角川書店、1987年、1082頁
関連項目
- 宇佐神宮
- 石清水八幡宮
- 鉄眼道光




