トリフェニル酢酸エチル(トリフェニルさくさんエチル、英語、triphenylacetic acid ethyl ester)とは、トリフェニル酢酸とエタノールとが脱水縮合しカルボン酸エステルを形成してできる有機化合物である。

概要

トリフェニル酢酸エチルの分子式はC20H16O2であり、分子量は約316.4である。常温常圧では固体であり、常圧での融点は120 ℃から121 ℃である。ちなみに、トリフェニル酢酸エチルを加水分解してエタノールを外せばトリフェニル酢酸になる。トリフェニル酢酸の分子量は約288.35と、トリフェニル酢酸エチルよりも分子量が小さいのにもかかわらず、トリフェニル酢酸の常圧での融点は約267 ℃と格段に高い。これは加水分解によってカルボキシ基ができるために、分子間で強い水素結合が生ずるためである。

出典


Wittig反応はリン酸素結合の強さを利用したカルボニル基からのオレフィン合成法 とらおの有機化学

ジカルボニルトリス(トリフェニルホスフィン)ルテニウムIndia Fine Chemicals

三臭化リン Phosphorus tribromide JapaneseClass.jp

(トリフェニルホスホラニリデン)酢酸 エチル C22H21O2P 密度 分子構造 分子式 シノニム 沸点 リスクコード 融点

踊るトリフェニルホスフィン / Dancing triphenylphosphine (PPh3) 仰げば若星